親鸞聖人をたたえる文豪・夏目漱石

夏目漱石 小説家、評論家 (1867 – 1916)
夏目漱石

夏目漱石は、帝大時代に正岡子規に俳句を学び、卒業後、イギリスへ留学。帰国して東大講師を勤めながら『吾輩は猫である』などを発表してゆきました。親鸞聖人についてはどう思っているのでしょうか。
(写真はwikipediaより)

彼は人間の代表者であるが、自己の代表者である。

夏目漱石は、当初、人生に対して余裕を持ってのぞむ『余裕派』と言われていましたが、実際は、文明開化により、急速に流れ込む圧倒的な西洋文明の中で、「上滑り」に苦しんでいました。
例えば『坊っちゃん』なら、「坊っちゃん」はそれまでの日本の象徴、教頭先生の「赤シャツ」は西洋文明の象徴としてその葛藤を描き、坊っちゃんは最終的に赤シャツに勝利したわけではありません。

そんな中、漱石は、『模倣と独立』の中で、親鸞聖人をあげて、大変に独立的だと、次のようにほめたたえています。

親鸞聖人に初めから非常な思想があり、非常な力があり非常な強い根底のある思想を持たなければ、あれ程の大改革はできない。(夏目漱石「模倣と独立」)

彼は人間の代表者であるが、自己の代表者である。(夏目漱石「模倣と独立」)

このように、夏目漱石がほめたたえる親鸞聖人は、どんなことを教えてゆかれたのでしょうか。

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