親鸞聖人をたたえる哲学者・田邊元
- 田邊元 日本の哲学者 (1885 – 1962)
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日本の三大哲学者といわれる田辺元は、東京帝国大学出身ですが、西田幾多郎に後継者として京都帝国大学に招かれて、京都学派の基礎を築きました。
親鸞聖人をどのように思っているのでしょうか。
(写真はwikipediaより)
親鸞聖人は私の哲学において、学ぶべき師である
田辺元は、第一高等学校理科を首席で卒業し、ポアンカレの『科学の価値』、マックス・プランクの『物理学的世界像の統一』など、科学的な書物の翻訳も行っています。
西田幾多郎の招きによって京大哲学科助教授に就任し、西田幾多郎の退官後、教授となりました。
またドイツへ留学し、20世紀最大の哲学者の一人、ハイデッガーとも交流がありました。
晩年には浄土真宗の哲学に感服し、親鸞聖人を心から尊敬し、懺悔道を説いています。
以下は晩年の書『懺悔道としての哲学』からの引用です。
親鸞聖人の『教行信証』が私に与えた指導教化は、ほとんど計り知れないほど大きいものである。(田辺元『懺悔道としての哲学』)
私は『教行信証』の宗教哲学をもって、西洋に匹儔(相手)を見出だすこと困難なるごとき深さを持つものと思惟せざるを得ないのである。(田辺元『懺悔道としての哲学』)
親鸞聖人は私の哲学において、学ぶべき師であり、指導者である。(田辺元『懺悔道としての哲学』)
日本の三大哲学者の一人がこれ程までに尊敬する親鸞聖人は、一体どんなことを教えられたのでしょうか。
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