親鸞聖人をたたえる作家・津本陽

津本陽 和歌山県出身の小説家 (1929 – 2018)

津本陽(つもとよう)は『深重の海』で直木賞を受賞、『明治撃剣会』などの剣豪小説、また、織田信長を主人公とした『下天は夢か』でベストセラーになった人気歴史小説家です。

親鸞聖人の最晩年に至るまでのおびただしい著述も不思議

津本陽が、親鸞聖人の生涯を上下二巻に渡って描いた『弥陀の橋は~親鸞聖人伝』は、関西大学名誉教授・園田香融さんから、
『わが国仏教界の最大の教団である浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の生涯をみごとに描き上げた力作である』
と評価されています。

その中で津本陽は、親鸞聖人の90歳で亡くなるまでの布教、執筆など、その烈々たる衆生救済の人生について、このようにに驚嘆しています。

(親鸞聖人が)「老眼鏡のない時代に、最晩年に至るまでおびただしい著述をつづけられたことも、ふしぎでならない」

このように津本陽が讃える親鸞聖人は、一体どんなことを教えられたのでしょうか。

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