親鸞聖人をたたえる日本文学研究者・ジュリエット・カーペンター

ジュリエット・カーペンター アメリカ・ミシガン州出身の日本文学研究者 (1948 – )

ジュリエット・カーペンター氏は、『雪国』を英訳して、川端康成にノーベル賞をもたらしたエドワード・サイデンステッカー氏の一番弟子です。翻訳活動の傍ら、日本で大学教授も務める日本文学研究者です。

親鸞聖人の言葉は、世界の人々が求めていると思います。

2011年に、親鸞聖人の言葉を美しい文章で記した古典の名著『歎異抄』の解説書、『歎異抄をひらく』を翻訳したカーペンター氏。
その『歎異抄をひらく』について、インタビューを受けたとき、このように言っています。

人間の姿を見抜かれた親鸞聖人の言葉は、世界の人々が求めていると思います。
必ず世界の言語に翻訳されていくでしょう。
(ジュリエット・カーペンター「巻頭インタビュー」月刊『なぜ生きる』6月号,1万年堂出版,2019年)

歎異抄』でも特に有名な「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」を始め、親鸞聖人は、人間の本当のすがたを赤裸々に教えられています。

ではそのことをふまえて、カーペンター氏が「世界の人々が求めている」という親鸞聖人の教えは、一体どんなことが教えられているのでしょうか?

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