親鸞聖人をたたえる一休

一休宗純 室町時代の僧侶 (1394 – 1481)
一休

一休は、アニメでは将軍足利義満をやりこめる、とんち小僧でした。もともと禅宗でしたが、最後は浄土真宗に改宗しています。
(写真はwikipediaより)

一休 親鸞聖人200回忌の年、浄土真宗へ改宗

一休はもともと禅僧でしたが、1461年(寛正二年)、一休68歳の時、師匠の肖像画を本山へ返却し、浄土真宗に改宗しています。

寛正二年六月十六日、大燈国師の頂相(肖像画)を本寺へ かへして念仏宗となる。(一休「自戒集」)


そして、「禅宗をやめて、浄土真宗になりました。
今まで長年、禅宗であったのは間違いでした」
という意味のこんな漢詩まで作っています。

離却禅門最上乗 (禅門の最上乗を離却し)
更衣浄土一宗僧 (衣をあらたむ、浄土の一宗僧)
妄成如意霊山衆 (みだりに如意・霊山の衆となる。)
嘆息多年晦大燈 (嘆息す、多年、大燈をくらませしことを。)


こやつの法は天下一品

そして20才年下の蓮如上人がつとめられる浄土真宗、親鸞聖人200回忌・報恩講に参詣し、蓮如上人にお願いして親鸞聖人の画像をもらい受けました。
それに次のような賛をしています。

襟まきの あたたかそうな黒坊主 こやつの法は天下一品
(一休)

禅では、相手を讃えるとき、パラドックスでけなします。
けなすことによって讃えるのです。
この歌は失礼なようでいて、一休さんなりに讃えているのです。
この画像は秘蔵され、一休の墓のある酬恩庵に現在も伝わっています。

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