親鸞聖人をたたえる哲学者・三木清

三木清 日本の三代哲学者の一人 (1897 – 1945)
三木清

三木清は、岩波文庫の巻末の言葉を書いている人ですが、日本の三大哲学者の一人に数えられます。親鸞聖人に対してどう思っているのでしょうか。
(写真はwikipediaより)

親鸞聖人の『教行信証』は思索と体験が一体の稀有の書

三木清は、第一高等学校から京都大学に進み、西田幾多郎に学びました。
さらに岩波文庫を創刊した岩波茂雄の援助でドイツへ留学。
20世紀最大の哲学者・ハイデッガーに学んでいます。
ちなみに岩波文庫の巻末にある『読者子に寄す』は誰が書いたか書いてありませんが、実は三木清です。

抜群の語学力を生かして、ヨーロッパ最先端の知的成果を取り入れてきた三木清でしたが、晩年は、浄土真宗の親鸞聖人の著書『教行信証』の哲学に心酔し、

『教行信証』は思索と体験とが渾然として一体をなした稀有の書である。

と、驚いています。
また、48才の若さで亡くなっていますが、

最近の禅の流行にもかかわらず、私にはやはりこの平民的な浄土真宗がありがたい。おそらく私はその信仰によって死んでゆくのではないかと思う。

と、最後まで、遺稿となった『親鸞』を書き続けました。

このように、日本の三大哲学者の一人、三木清が心酔していた親鸞聖人は、一体どんなことを教えられたのでしょうか。

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